三角バラとは、肩バラの一部のお肉で、第1から第6肋骨までのバラ肉部分を三角形に切った形からこう呼ばれています。
サシが入りやすく、バラの中でも最も濃厚でおいしい部分で、特上カルビとして使用されていることも多い部位です。
肩肉の端に位置しており、1頭から数百グラムしかとれません。
赤身なのに綺麗な細やかなサシがはいっています。
別世界の味わいで、あっさりとした食感、それでいて濃厚な味わい、後味もキリッとしたとろけるお肉です。
あばら側へと続く肩ロースです。
サシはありますが、後味にいやみがなく上品で、とろける食感とコクのある味わいを存分にお楽しみいただけます。
ハネシタは、ザブトンと呼ばれることもあります。
牛のリブロース芯に巻き付くように位置する部位です。
リブロース芯と比べるとサシが多く、肉の旨味が楽しめるジューシーなお肉です。
別名、「マキ」、「リブ巻き」とも呼ばれます。
牛の後足内モモの下にある部分で、シンタマの一部にあたります。
美しいサシが入り、モモの味わいに加えてコクを楽しめます。
別名「トモサンカク」とも呼ばれます。
牛のリブロースの芯にあたる部位です。
リブロースの中でもバランスが最も良い部位と言えます。肉質はきめ細かく柔らかい。脂は上品でしつこくなく、赤身の旨味も味わえるのが特徴です。
別名「キューブロール」とも呼ばれます。
牛のリブロースに続く背中の後半部位です。
ステーキ肉としてよく使われる牛肉の王様的存在です。
運動量が少ない部位のため筋肉は少なくきめ細やかで脂を多く含みます。
柔らかい肉の中から脂が溶け出し、肉の旨味と脂の甘みが口の中に広がります。
別名「ヒレシタ」とも呼ばれます。
牛の肋骨についたお肉で、腹の下側部位です。外ばらの中にあります。
牛の呼吸で使われる筋肉が含まれる部位で、肉質はきめ細かく脂肪が多めの部位です。
ナカバラとトモバラ全体の総称が通常、「カルビ」と呼ばれます。
牛の臀部(でんぶ)の中でも尻周りにあたる部位です。
運動を重ねていることから脂肪分はすくないですが、やわらかい赤身のお肉です。
ともバラ側のアバラに付いている中落ち部分で、脂の旨味が味わえる部位です。
カルビの中でも特にあばらの間に位置するお肉を特に指してこう呼びます。 骨からお肉を切り出した際の跡が下駄(ゲタ)の形状に似ていることから、別名「ゲタ」とも呼ばれます。 また、「中落ちカルビ」として提供されることもあります。
カイノミは、トモバラでもっともヒレに近い部位のことです。
切り出した姿が貝の身にその形が似ているためにこのように呼ばれます。
適度にサシが入り、ジューシーな味わいを楽しむことができます。
左右でひとかたまりずつしか取れない稀少な部位です。
牛のバラ肉の内側にあり、牛の横隔膜・ハラミ付近の腹横筋を指します。
カルビとヒレの中間的な存在です。限りなくハラミに近いバラ肉で、バラ肉の持つ適度なコクと、ハラミの近くにある肉の旨味が強いのが特色です。
別名、「ウチハラミ」とも呼ばれます。
牛のバラ肉でも腹側にあるトモバラ(ソトバラ)の一部、ももの付け根の部位です。
赤身とサシのバランスが絶妙で、近しい部位のカルビに比べ脂肪の量が少なく、あっさりとしたお肉です。
別名、「ささみ」、「ササ肉」とも呼ばれます。
牛の肩バラ肉の一部で前股の内側、胸にあたる部位です。サンカクの下側にあたります。
赤身と脂がバランスよくある部位です。噛めば噛むほど味のある赤身と脂の旨みをぜひご堪能ください。
牛の背中の筋肉であるロースの首に近い部位。
きめ細かく、風味が良く、やわらかいのが特徴。リブロースよりも赤みが多いです。
別名、「肩ロース」とも呼ばれます。
牛の肩から前脚上部で、肩肉の一部のミスジとつながる部位です。
肉質は、運動量が多い部位のため脂肪が少なくさっぱりとしています。タンパク質が豊富で、うま味が強いのも特徴です。
別名、「カタ三角」、「クリミ」とも呼ばれます。
牛のハバキの中心にある部位です。
筋肉が複雑に入り組んでいて、筋肉から濃厚な旨味が溢れ出ます。ゼラチン質が豊富なお肉でもあります。牛一頭から500gほどしか取れない希少部位です。
牛の腰(もも)からお尻にかけての部位です。
肉質は赤身が多く、きめが細かくなめらかで柔らかいのが特徴です。赤身の中にも適度な霜降りがあり、あっさりした脂と濃厚な赤身の調和が楽しめます。
牛のサーロインの内側にある腰椎に沿った細長い部位です。
脂肪が少なく、牛肉のなかで最も柔らかいとされるお肉です。赤身の持つ甘みときめ細やかな舌触りが特徴です。
別名、「テンダーロイン」や「シャトーブリアン」とも呼ばれます。
牛の肩甲骨にあるミスジの上部にあたります。一頭からとれる量が少ない超希少部位です。
ミスジよりも脂が少なく赤身が多い肉質が特徴です。肩肉のもつ旨味と柔らかい食感から脂っこいのは苦手という方にもおススメできます。
牛の後ろ脚の付け根、ウチモモより下部にある部分です。
きめが細かく柔らかい肉質で、なめらかな食感が特徴的です。味は癖なく脂もしつこくない、上品な味わいです。
別名、「シンシン」とも呼ばれます。
牛の肩から腕にかけての部位で肩甲骨付近のお肉です。
牛一頭から少量しかとれない希少部位です。
赤身のうま味が特徴で、豊富な肉汁が楽しめます。
別名、「トンビ」や「チャックテンダー」、「シャクシ」とも呼ばれます。
牛の後ろ脚の付け根内側の部位です。
牛肉の部位の中で最も脂肪分が少ないため、カロリー低めでヘルシーなお肉です。
肉質は赤身が主要となるため、肉らしい味わいです。
別名、「ウチモモ」、「トップラウンド」とも呼ばれます。
シンタマの一部で、断面の模様が「亀の甲羅」に似ていることが、この名前の由来といわれています。
大変やわらかくいさっぱりとした味わいで赤身の旨みが楽しめます。
別名、「カメノコウ」とも呼ばれます。
牛のソトモモに内包される部位のなかで最も外側にあたる部分です。
肉質は大部分が赤身で味は濃厚で甘みがあります。脂肪が少ないためヘルシーなお肉といえます。ソトモモの中ではきめが細かい部類に該当され、焼き加減はレアがおすすめです。
別名、「ナカニク」とも呼ばれます。
牛のソトモモに内包される部位のなかで内側の部分です。
食感はきめが粗く繊維が多いため噛み応えのある部位です。ほどよく霜降りが入っているため、ウチモモに比べ甘い味わいがあるのが特徴です。
別名、「シキンボウ」とも呼ばれます。